横山氏も注目!進化し続ける格闘ゲーム

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格闘ゲームが登場したのは1980年代頃であり、当初はボクシングやプロレスやカンフーなどを題材にした物でした。
技も細かなコマンド入力を必要とはしませんでしたが、対戦プレイを楽しむ醍醐味は十分にありました。

1990年代に現在の対戦格闘ゲームの基礎となるゲームが数多く登場

1990年代になると、現在の対戦格闘ゲームの基礎となるゲームが数多く登場して、一大ブームを巻き起こしました。
業務用のゲーム機だけでなく、家庭用ゲーム機も性能が向上していった事で、より表情や動きが豊かなゲームが多数登場してきました。
2000年代になると、ゲーム機のスペックが業務用基板と同等の性能を発揮するようになってきており、家庭用ゲーム機をベースにした業務用基板で稼働する対戦格闘ゲームが数多く出回ります。
2D機能の向上から3D機能の向上が重視されるようになってきた事で、3Dで表現された対戦ゲームのバリエーションが豊富になっていきます。

ゲーム機のROMは大容量の光ディスクやカートリッジを採用

ゲーム機のROMは、大容量の光ディスクやカートリッジが採用される事になりました。
ゲームシステム面でも複雑なコマンドで超必殺技を出したり、連続で技を出すコンボ技を使えたりする事で、形勢を逆転させる要素が一般的になりました。
世界中で人気を博すタイトルがシリーズの最新作を次々と発売していくと、世界大会が行われるようになり、プロゲーマーの種目に成長していきました。
格闘ゲームは、インターネットの回線が高速化されるまでは、技術的にゲーム機本体に複数のゲームパッドやアーケードスティックを接続して対戦するのが一般的でした。
インターネット回線が高速化され、ネットワーク対戦の技術的なノウハウが蓄積されてくると、ゲームプレーヤーはネットワーク接続で世界中の人々と対戦する環境が整ってきました。

キャラクターメイキング機能の充実

2010年半ばになってくると、キャラクターメイキング機能が充実するようになってきます。
この機能は、プレーヤーの好みのアイテムや衣装をキャラクターに着せたり、あるいはゲームに収録されているキャラクターとは違うパーツを使って自分だけのキャラクターを作成していく事が出来ます。
既存キャラクターに個性的なコーディネートをさせて対戦をさせる事が出来るので、プレーヤーの個性を出したい時に重宝します。
非常にアイテムやパーツの数が豊富であるゲームも存在するので、アイテムをうまく使えば、かなりバリエーションに富んだキャラクターを作成する事が出来ます。

格闘ゲームの制作環境や世界観

格闘ゲームの制作環境は、ゲーム機の飛躍的な性能向上によって激変しています。
ドット絵でキャラクターやステージを描いていましたが、ゲーム機やパソコンのグラフィック性能が大幅に向上すると、3D技術でキャラクターやステージを描くようになっていきます。
3D技術を使って2次元的な表現がされたり、よりリアルさを出す為に立体的に動けるようになったりしています。
世界観は、現代・ファンタジー世界・侍がいた世界など様々です。
基本的なゲームシステムは同じですが、ゲーム毎に世界観に合わせた独自のゲームシステムを持っており、そのゲームシステムと世界観がマッチしていて、爽快感のあるゲームは世界的に人気作品になっています。

ゲームを進めると隠しキャラクターが使える作品もある

格闘ゲームは、ゲームを進めると隠しキャラクターが使えるようになっている作品があります。
近年では、ネットワークが使えるので、キャラクターのダウンロード販売が行われており、プレイヤーはゲームストアで、追加のキャラクターの購入をする事が出来ます。
ゲーム販売サイトでゲームを購入した場合は、そのサイトのアカウントを保持している限り、ダウンロード販売で購入したキャラクターを所持し続ける事が可能です。
ダウンロード販売は、キャラクター以外にもステージや衣装やアイテムを購入する事も出来ます。
また、これらをまとめて購入出来るようにセットも用意されているので、プレイヤーが欲しいと思う物を予算と都合に合わせて買えます。

バックボーンとなるストーリーが用意されている

各メーカーから発売されているゲームは、他のジャンルのゲームと同様にバックボーンとなるストーリーが用意されています。
ゲームによっては、ストーリーモードを搭載している事もあり、このモードをプレイする事で、各キャラクターの事を深く知る事が出来ます。
ストーリーモードの他にも、ロールプレイングゲームのようにキャラクターを成長させてストーリーを追いかけていくモードが搭載されているケースがあり、対戦プレイが出来ない環境でも、ソロプレイで楽しめる仕組みも用意されています。
1対1の対戦が基本的ですが、タッグ戦やチーム戦を搭載しているタイトルもあります。
チーム戦を搭載しているタイトルは、好きなキャラクターを数人選んで、ゲーム中に交代させる事が出来ます。

まとめ

この仕組みのおかげで、対戦相手によって戦略を立てていく事ができ、プレイヤーのプレイスタイルに変化を加えられます。
対戦での駆け引きをより深く楽しめます。
タッグ戦も基本的にはチーム戦と同じ仕組みですが、2対2といったように、プロレスでのタッグ戦に近い仕様に仕上がっています。

横山英俊