予約の電話で分かる!良い歯医者とダメな歯医者の決定的な違い

歯科
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「どの歯医者を選べばいいんだろう…」

インターネットで口コミを見ても、どれも同じに見える。
ホームページは綺麗だけど、本当に信頼できる先生なのかな?

歯医者選びで、こんな風に頭を悩ませた経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

はじめまして。
元歯科衛生士で、クリニックの受付としても5年間勤務していた田中由美と申します。

受付カウンターの内側で、毎日何十人もの患者様と電話でお話しし、時には治療に対する不安や不満の声も直接伺ってきました。

そんな経験を通して、私が確信したことがあります。
それは、「本当に良い歯医者かどうかは、最初の予約電話で9割わかる」ということです。

この記事では、元・中の人だからこそお伝えできる、電話対応から「信頼できる歯医者」と「避けるべき歯医者」を確実に見抜くための、具体的なチェックポイントを余すことなくお伝えします。

もう、歯医者選びで失敗してほしくない。
この記事を読み終える頃には、あなたは自信を持って、自分にぴったりの歯医者を見つけるための「最強の武器」を手にしているはずです。

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なぜ予約の電話が「良い歯医者」を見極める最強のツールなのか?

「たかが電話でしょ?」と侮ってはいけません。
予約の電話は、そのクリニックの医療に対する姿勢、患者への思いやりが凝縮された、いわば「お試し体験」のようなものなのです。

電話対応はクリニックの「顔」そのもの

電話口のスタッフは、あなたがそのクリニックで一番最初に接する「人」です。
そして、その対応は、院長の理念やクリニック全体の雰囲気が最も色濃く反映される場所でもあります。

私が受付として働いていたクリニックの院長は、いつもこう言っていました。
「電話の向こうにいるのは、痛みや不安を抱えた患者さんだ。自分の家族に接するように、丁寧すぎるくらい丁寧に対応してほしい」と。

良いクリニックほど、受付スタッフへの教育に力を入れています。
それは、電話対応が単なる予約受付業務ではなく、患者様の不安を和らげる「最初の治療」だと理解しているからです。

声のトーン、言葉遣い、話を聞く姿勢。
その一つひとつに、クリニックの哲学が宿っているのです。

スタッフの質は治療の質に直結する

電話対応が素晴らしいクリニックは、スタッフ間の連携もスムーズである可能性が非常に高いです。

例えば、電話であなたが伝えた「右下の奥歯がズキズキ痛む」という情報が、電話を受けたスタッフから、次にあなたを案内する歯科助手、そして実際に治療を行う歯科医師へと、正確に共有されている。

当たり前のようですが、これができていないクリニックは意外と多いのです。

電話対応が雑で、情報伝達がいい加減なクリニックでは、治療が始まってから「あれ、聞いてた話と違う…」といったトラブルが起こりがちです。

受付スタッフの質は、クリニック全体のチームワークの質。
そして、それは最終的にあなたの受ける治療の質に直結する、ということを覚えておいてください。

電話口から伝わる!「良い歯医者」5つの黄金法則

それでは、具体的にどんな点に注意すれば「良い歯医者」を見抜けるのでしょうか。
私が数多くの電話対応を見聞きしてきた中でたどり着いた、5つの黄金法則をご紹介します。

法則1:声のトーンが明るく、言葉遣いが丁寧で温かい

これは基本中の基本ですが、最も重要なポイントです。
不安な気持ちで電話をかけている時に、明るくハキハキとした声で「はい、〇〇歯科クリニックです」と応答してくれるだけで、少しホッとしませんか?

【良い歯医者の対応例】
「お電話ありがとうございます、〇〇歯科クリニック、受付の田中です。本日はどうなさいましたか?」

このように、名乗ってくれるかどうかも一つの基準です。
自分の名前に責任を持って対応している証拠であり、安心感に繋がります。
丁寧な言葉遣いの中に、あなたを気遣う温かさが感じられるかどうか、耳を澄ませてみてください。

法則2:こちらの症状や不安をじっくり聞いてくれる

良いクリニックの受付は、ただ予約日時を決めるだけではありません。
あなたの「話を聞くプロ」でもあります。

【良い歯医者の対応例】
「いつから、どの歯が、どのように痛みますか?」
「何かお困りのこと、ご不安な点などございますか?」

このように、具体的な質問を通して、あなたの状況を正確に理解しようと努めてくれます。
あなたが話し終わるまで急かすことなく、じっくりと耳を傾けてくれる姿勢があるかどうかは、非常に重要な見極めポイントです。

患者の話を丁寧に聞く姿勢は、そのまま診察室での医師の姿勢に繋がります。

法則3:予約時間や治療内容の説明が具体的で分かりやすい

予約を取る際の説明も、クリニックの質を判断する材料になります。

【良い歯医者の対応例】
「初診の患者様ですと、問診票のご記入やレントゲン撮影などもございますので、だいたい1時間ほどお時間をみていただけますでしょうか」
「当日は保険証と、もしお持ちでしたらお薬手帳をご持参ください」

このように、所要時間や持ち物について、具体的に分かりやすく伝えてくれるクリニックは信頼できます。
患者が事前に心の準備ができるよう、配慮が行き届いている証拠です。

専門用語を使わず、誰が聞いても分かる平易な言葉で説明してくれるかどうかも、チェックしましょう。

法則4:費用に関する質問にも誠実に答えてくれる

治療費は、患者様にとって最も気になることの一つです。
このデリケートな質問に対して、誠実に答えてくれるかどうかで、そのクリニックの姿勢が分かります。

【良い歯医者の対応例】
「初診の検査とお掃除ですと、保険適用3割負担で3,500円前後になるかと思います。ただ、お口の状態によって処置が変わる可能性もございますので、あくまで目安としてお考えください」

もちろん、電話の段階で正確な金額を断定することはできません。
しかし、「大体の目安」としてでも誠実に答えようとしてくれるクリニックは、会計の透明性が高く、信頼できると言えるでしょう。

逆に、面倒くさそうにしたり、「来てみないと分かりません」と突き放したりするような対応は要注意です。

法則5:「急な痛み」にも親身に対応してくれる

「我慢できないくらい痛いんです!」
そんな緊急事態の時にこそ、クリニックの本質が問われます。

【良い歯医者の対応例】
「お辛いですね。本日の予約は埋まっているのですが、お痛みが強いようですので、お待ちいただくかもしれませんが、一度いらっしゃいますか?応急処置だけでもさせていただきます」

もちろん、予約状況によってはすぐに対応できない場合もあります。
しかし、良いクリニックは、なんとかして力になろうと、代替案を提示してくれたり、痛みを和らげるためのアドバイスをくれたりします。

あなたの痛みに心から寄り添い、どうすれば助けになれるかを一緒に考えてくれる姿勢があるかどうか。
これこそが、本当に患者を大切にしているクリニックの証です。

絶対に避けるべき!電話でわかる「ダメな歯医者」5つの危険信号

次に、私が「この歯医者はやめておいた方がいい」と感じた、危険な電話対応のサインを5つご紹介します。
一つでも当てはまったら、すぐに電話を切り、別のクリニックを探すことを強くお勧めします。

危険信号1:横柄・高圧的で面倒くさそうな態度

「はい(無言)」
「で、要件は?」

信じられないかもしれませんが、このような対応をするクリニックは実在します。
声のトーンが暗く、終始面倒くさそうな態度からは、患者への思いやりなど微塵も感じられません。

このようなクリニックでは、治療においても患者の意向を無視した、一方的な進め方をされる可能性が高いでしょう。

危険信号2:こちらの話を遮り、一方的に話を進める

あなたが症状を説明している最中に、「あーはいはい、分かりました」と話を遮り、勝手に予約日時を決めてしまうような対応は最悪です。

これは、あなたの不安や痛みに全く関心がなく、ただ業務として「予約を埋める」ことしか考えていない証拠です。

患者とのコミュニケーションを軽視する姿勢の表れであり、満足のいく治療は到底期待できません。

危険信号3:専門用語ばかりで説明が不親切

「CR充填になるか、In形成になるかは診てみないと…」

電話口でいきなり専門用語を並べ立て、こちらが理解しているかどうかを確認しない。
これは、患者の目線に立つという意識が欠けている証拠です。

説明が不親切なクリニックは、治療の際にもインフォームドコンセント(十分な説明と同意)を疎かにする傾向があります。
気づいた時には、望まない治療をされていた、ということにもなりかねません。

危険信号4:「とりあえず来てください」の一点張り

症状や費用について質問しても、まともに答えず、「詳しいことは来てからじゃないと分かりませんので」と繰り返すだけの対応。

一見、正論のように聞こえますが、これは要注意です。
患者が抱える事前の不安を解消しようという気持ちがなく、とにかく来院させてから高額な治療を勧めようとしている可能性も否定できません。

誠実なクリニックであれば、分かる範囲で丁寧に答えようとしてくれるはずです。

危険信号5:電話が繋がらない、折り返しがない

忙しい時間帯に電話が繋がりにくいのは、ある程度仕方のないことです。
しかし、何度かけても繋がらなかったり、留守番電話にメッセージを残しても一向に折り返しがなかったりするのは問題です。

これは、クリニックの体制が整っていない、あるいは患者対応を軽視しているサインです。

治療が始まってから、急なトラブルや相談したいことがあった場合にも、スムーズに連絡が取れず、あなたが困ってしまう未来が目に浮かびます。

これだけは聞こう!後悔しないための「予約電話・質問リスト」

最後に、実際に予約の電話をかける際に、これだけは確認しておきたい質問リストをご用意しました。
ただ質問するだけでなく、「その質問にどう答えるか」という相手の反応を見ることが重要です。

カテゴリ質問リストチェックポイント
初診に関する質問・初診なのですが、時間はどのくらいかかりますか?
・持ち物はありますか?
・担当の先生は毎回同じ方になりますか?
分かりやすく具体的に答えてくれるか?
担当医制かどうかは治療計画に影響する重要なポイント
費用に関する質問・初診の費用は、大体おいくらくらいになりますか?
・クレジットカードは使えますか?
目安でもいいので誠実に答えようとしてくれるか?
支払い方法についても明確に回答してくれるか?
治療や医院の方針に関する質問・痛みに弱いのですが、配慮していただけますか?
・治療方法について、いくつか選択肢を提示してもらえますか?
患者の不安に寄り添う姿勢があるか?
インフォームドコンセントを重視しているか?

これらの質問を投げかけることで、良い歯医者の法則とダメな歯医者の危険信号を、より明確に見極めることができるはずです。

まとめ:最高の歯医者選びは、受話器を握るその手から始まる

いかがでしたでしょうか。
歯医者選びにおいて、予約の電話がいかに重要で、多くの情報が隠されているかをご理解いただけたかと思います。

最後に、この記事の要点をもう一度振り返ってみましょう。

  • 電話対応はクリニックの「顔」であり、治療の質に直結する
  • 良い歯医者は「声・傾聴・説明・誠実・親身」の5つを兼ね備えている
  • ダメな歯医者の「高圧的・一方的・不親切・一点張り・不通」のサインを見逃さない
  • 事前に「質問リスト」を用意し、相手の反応を確かめる

たかが電話、されど電話。
そのたった数分のやり取りが、あなたの歯の健康、ひいては全身の健康を左右するかもしれないのです。

少し勇気がいるかもしれませんが、この記事を武器に、ぜひ自信を持ってクリニックに電話をかけてみてください。
受話器の向こうから聞こえてくる温かい声は、きっとあなたを最高の治療へと導いてくれるはずです。

あなたの歯医者選びが成功することを、心から願っています。